2020-8-1
予告編のあの声、実は…
皆さん、こんにちは。
久しぶりの更新「予告編を語ろう。」第三回です。
あぁ素材が足りない、間に合わない、と
予告編の制作過程では行き詰る事が、か・な・り あります。
特に邦画は、使いたいシーンが撮影前で間に合わないなど日常茶飯事
そんな時は完全諦めます。
が!
セリフは意外と何とかなるのです!(強引に)
ものまねが得意な訳ではありません。
例えば 2000年『うずまき』
『うずまき』の予告編では
不条理なホラーの世界を ただ説明しても面白くないなぁと思い
セリフと音楽を使わない構成にトライ!(主題歌はちょろっと使用)
「ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる〜」とず〜っと言い続ける
目が回るような予告編を作ることにしました!
https://www.youtube.com/watch?v=lrEOQn8WIj8
本編で「ぐるぐるぐるぐるぐる〜」言い続けるセリフはないので
予告編用に収録せねばなりません。
ナレーター事務所のサンプルを聞いてもピンとくる方に出会えません、、、
そこで!
予告編業界で一番生気のない声を持つ(当社調べ)
ゼロ号経理部・廣田雅子を起用!
「わたし」「かれし」なども、すべて廣田ナレーションです。
生気のない声を探してる方、CONTACTでお問い合わせください。笑
そして 2013年『藁の楯 わらのたて』
『藁の楯 わらのたて』は予告編冒頭のリポーターの声です。
https://www.youtube.com/watch?v=NyPXYZFWn90
確かセリフの収録は済んでいたけど、尺が長すぎたため
コンパクトに読み替える事になったと記憶してます。
この声の主は、シラニタの前の職場 ガル・エンタープライズのY君です!
「清丸国秀容疑者の供述通り、用水路で蜷川ちかちゃんの遺体が発見されました!」
迫真のセリフ、上手すぎる!
このように足りない素材や欲しいセリフなど
思わぬ人物が担当してるのも、予告編を楽しむ要素のひとつですね!
(注:ちゃんと偉い人の許可はもらってます。)
では次回をお楽しみに!
シラニタ